人生、添い寝にあり!

添い寝の伝承

サバイバー紀行(6日目)

5月3日(月・憲法記念日

※5月5日18時に作成しているため、かなり記憶が曖昧になっています。

 

■13時30分

眠くて起きられず。奔人会(ぽんちゅかい)という集いを開催するため、自転車で出発。よく調べもせずに適当な気持ちで走り出したが、あとから調べたら片道10km(概算)。そして寝不足の身体に追い打ちをかけるような日差し。しかも山道を選んでしまう。京都市外を一望する東山三十六峰という名らしく山頂にはテニスクラブがある。片道車線。かつて訪問したことのある八丈島や長野の山々が思い出された。


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知らない道を突き進む。迷って迷い続ける。途中で2件のパン屋さんに立ち寄る。エネルギーチャージ。道中、グーグル検索で人気のケーキ屋さんを見つける。本日のテーマは、"人生に復活しましょうケーキ"である。相応しそうなものを5つ選び、自分用に小さな生チョコレートも購入。

 

■15時15分

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毎度のことだが主催者遅刻のため、今回住まいを貸してくれる方に新規参加者の対応を依頼する。無事に私以外の参加者は到着している。良かった。慌てて挨拶をする。ケーキが崩れていなくてホッとする。グラウンドルールを確認する紙芝居を読み上げ、自己紹介しあう。後半に差し掛かり、アセクシュアルビッチ・アロマンティックビッチを自称する方が人生プレゼンを行う。アセク&アロマビッチが初めて関西進出した瞬間である。大拍手。

 

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救われるような気持ちになる。『性器が触れ合うだけがセックスではない。』という箇所に。『性的とされる関係・触れ合い・行動・空想はなくてもエロティックなシチュエーションや関係性はあり得る。アセクシュアルでエロティックなものたちは人間関係に大きな、そして良いものを含んでいる可能性がある。』という希望に。かつて、あなたたちはどんなセックスをしているの?と聞かれたとき、相手が納得しうるわかりやすい言葉(例えば体位等の単純な形式)で返してしまった過去が何度かあった。今でもことばを尽くさなかった自分への怒りと後悔と違和感が残っている。性器や性欲に関連しなくても愉快な関係性の結びつきや身体接触の探り方があることを私は知っていて、それを望み、愛しているからだ。魅惑的で爽やかで単純で混沌としているもの。それは確かにエロティックといえるかもしれない。性器接触に傾倒してしまうこと、それが目的になってしまった時の刺激はどこかピース足らずと感じる自分がいる(あくまで私にとっての感覚であるのでそれ以上でもそれ以下でもないが)。そういう話を気軽にできる相手がなかなか見つからなくて淋しかったし飢えていた。主催者として場を守る使命があるのでこんな自分語りはしなかったけれど、だからそのプレゼンに内心癒やされていた。会を開くときはいつもこんな感じだ。私自身が奔放な人たちの語りと沈黙に助けられている。ありがとう。あっという間の3時間だった。

 

■18時30分

京都在住の参加者の方に、山道ではなく街中の道を教えてもらい、自転車を走らせる。帰り道は街灯があってよかった。
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帰路、過分なほどお腹を満たす。

 

■21時

帰宅後、家主と共有スペースで語らった記憶(うろ覚え)。急遽ZOOMをつなぎ性暴力の告発をしている友人と引き合わせることになる。答えは保留となったが、自分にとっての報復とは何か?という問いが頭から離れなかった。私は生き延びた人たち(かつての被害者)が「自分は選ばれなかった被害者」と思わなくて済むような、今苦しんでいる被害者を同族嫌悪しなくて済むような、そのための活動をしたいと強く感じたのだった。お酒の効力もあってか、よくわからないうちに、あっという間に深夜の1時。うまく眠れず4時近くまで考え事をしてしまった。