人生、添い寝にあり!

添い寝の伝承

サバイバー紀行(2日目)

4月29日(木・昭和の日) ■12時 睡眠不足とワインの影響か、昼過ぎに起床。いつもと違う肌触りの布団の中で今日は何をしようかと迷う。網戸や雨戸がない窓の外は大雨である。新宿は豪雨だろうか。1時間位経過。腹が減ってくる。家主に紹介された東九条のカフ…

サバイバー紀行(1日目)

奔放な人生を祝って 4月28日(水) ■6時 京都に到着する。キャリーケースが重い。取っ手が壊れてしまい、駅のコインロッカーに収納できない。雨も降ってきてだるい。駅のトイレですぐに入れるビジネスホテルを探す。7時にチェックインできるところがあるらし…

友達100人できるかな

最近のうれしかったことについてです。 昨日ブログ(移転後)の読者数が100名に達しました~!地味にうれしい。 今年に入って7~10年間ぶりの再会が複数あったことも飛び回りたいほどうれしい。 先日たまたまコナンの最新映画を観に行ったら、椎名林檎(の音…

告発者と共に在るということ

※性暴力に関する内容です。あなたの心身の健康を第一に考えていただけると嬉しいです。その上で安全と思える場所でお読みいただくか、今は読まないという選択をしてください。 ****** 性暴力を受けて傷付いた人のケアを望みますーそう公言するときのケアとは…

私は私の欲望のDJ(2021年4月近況)

中学生の時、同級生の女の子に押し倒されて、眩しいくらいの性欲を浴びて、そこから私の人生とセクシュアリティが始まったともいえる。それから色々あったけど、かなしいことに(とても幸福なことに)、結局彼女に押し倒された日に戻ってきてしまう。恋愛と…

だれのことも許さないまま、だれの体温も忘れないまま

定期的に訪ねてくれる友人らの助けによって、先週あたりからひとりでも眠れるようになってきて、なんというか大丈夫だという感覚が充足してるのと「ああ、そうだ、もともと私は自律して生きていける生き物だった」と気付いている。逆説的だけど、「自律した…

10人と入れ替わり暮らしてみる(2021年2月近況)

同居人(夫)がスノボ生活に専念するため短期不在になったことで、気のいい友人や奔放な仲間たちが次々と泊まりにきてくれている。 ********** ちょうど7年前、以下のような実験的生活を送っていたことを思い出す。 1週間限定シェアメイトを募集…

真夜中でも眩い光は差し込んで(2021年1月近況)

年が明けてから、とにもかくにも意志強に生きないといけなくなってしまったので、自分を奮い立たせるための忘備録です。①憧れの人との別れ 佐藤郁夫氏 逝去のお知らせ – 認定NPO法人 ぷれいす東京 (ptokyo.org) 結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)…

物語を持ち込まずに愛するということ(2020年振り返り)

昨年は怒涛の一年だったので、リマインドを。 旅先で「なんで私に」と思うほどの業が深い昔話や体験を聞くことがある。あれは呪いの分け前なんだと思う。自分一人で背負うには余りに大きいものを遠い世界から来た者に話して楽になる。「話す」は「離す」。 …

添い寝うさぎの島に行く

岡山広島旅行に行きました ~人生サバイバルの旅~です なにが一番良かったかというと、添い寝うさぎに出会えて癒やされたことです おや・・・うさぎさんが添い寝しているようだ さらに近づいてみた 添い寝うさぎー! うさぎが暮らすのは、瀬戸内海に浮かぶ…

ロールキャベツと雄鹿と

私はまったく料理が得意ではない。仕事で一汁三菜を作る機会はあるものの、自炊についてはほとんどしなくなった。同居人のほうが料理がうまいし、はずれがない(何を作ってもだいたい美味い)からである。だから自然とやめてしまった。結婚して4年目くらいか…

サバイバー紀行

激務の合間に出掛けちゃおう~性暴力とフェミニズムと人生サバイバルの旅~キャンペーンが自分の中で始まりました。 ここだけの話カミングアウトしてしまうと、フラワーデモやmetoo運動を支持しつつどこか苦手意識があり(なんでだろう?)、 どちらかという…

夢から醒めても

今年も京都に行きました 毎年、誕生日近くになるとかならずブログを書くようにしている。はじまりは五年前の『恋愛やめて生殖やめてボクシング始めたら超健康になった』という軽やかなタイトルの中に自身の性についてを詰め込んだこの記事である。当時と変わ…

すべての本は贈り物だったのかもしれない

「今までの人生で一度だけあったこと」というブログ*1の中で、「僕は人生で一度だけ、目の中に他人の涙が落ちてきてことがあるんだった。」という言葉が引用されていた。詩人は理解は熱愛の中にはないという。私は他人の涙は理解の中にしかないのかもしれな…

もうだめなぼくらの生きる旅

なぜだか15年前に好きだった曲を思い出している。 当時「腐敗/衰退」というタイトルのその曲の虜になっていた。シンガーソングライターの彼女が弾き語るアコースティックギターの爽やかな音色。軽快なリズム、澄みきったメロディーライン、舞踏家の体幹のよ…

東京幻想

新型コロナウイルスが猛威を振るうようになってから、たくさんの変化があった。一番は自分の心の変化である。私は群馬の生まれなのだが、最近の東京が群馬に思えて仕方がないのである。 私にとっての東京とは、混沌としていて自由で、昼と夜の時間の境目も曖…

女体を引き受けることにした(5)ミレーナが抜けなくなったので静脈麻酔が必要になった

☆前回までのあらすじ☆ ミレーナ定期検診の中で突然現れた子宮筋腫。どんな状態であれ、この身体と共に生きていくしかないという覚悟を再度固める。 ついにミレーナを装着して5年が経ち、避妊効果が薄れる時期(抜去のタイミング)に突入。まずは妊娠出産を望…

友情結婚して婚姻契約書を作成したら公証人に「民法に抗っている」と驚かれた話

新年あけましておめでとうございます。 このたび、ようやく婚姻契約書(公正証書)を作成しました。 ~これまでの あらすじ~ 遡る事、2015年。当時23歳の私よ、こんにちは。 いろいろとありまして(省略)「恋愛向いていないし、独占欲を伴わない恋愛感情と…

『流れる月の光の中で飛んでいるようだ』

タイトルは阿部共実『月曜日の友達』作中の台詞である。 (参照:阿部共実『月曜日の友達』1巻) 才能に恐怖した。そして読了後、これは漫画ではなくて、詩(うた)だと思った。 冒頭から涙と嗚咽が止まらなくなり、なんだこの体験は?と混乱した。 20歳の時…

賢くて主体的で逞しい女、愚かで受け身で弱々しい女

前書き : 女 = 人 に置き換えてもよいとも思うので好きに翻訳してください 「賢くて主体的で逞しい女」と「愚かで受け身で弱々しい女」が、天秤にかけられたり分断されたり優か劣で判断されない世の中であってほしいなとこの頃ふと考える 世の中に期待するよ…

我が家の漫画リスト(2021/1/1更新)

毎月20冊くらいのペースで漫画本が増えていきます。 次引っ越す時大変だな…。と心配になりつつ。 後先考えずに収集しています。 気軽に読みに来てください。ごろごろっと。 我が家の漫画リスト 1379冊(2021年1月末時点 追加分赤色) 作者別(敬称略):カッ…

女体を引き受ける覚悟をした(4)妊娠という選択肢はあるのだろうか?

ご無沙汰しておりますー。ミレーナ経過報告その四、でございます。 ☆前回までのあらすじ☆ 施術の痛みに驚きつつも、無事にミレーナin子宮。その結果、性的主体性が育まれ、自分の身体や性を肯定できるようなってきた。ミレーナによるホルモン効果は約5年間と…

ヴェネツィアの思い出(去年のブログから転載)

落ち着いた人生になったのでエンディングノートを作ってみた(去年のブログから転載)

ということでエンディングノートを作ってみた エンディングノート 出版社/メーカー: 高齢社会ジャーナル メディア: この商品を含むブログを見る 人の死に立ち会うことも増えて(遺される側に立つことが増えて)自分の人生の先についても考えないとと思ったり…

年越し

先週「吉田寮行くべきじゃん」「そうだな」となったので、今、京都。吉田寮で年越しします友人と一年ぶりに再会し、アヒルを紹介してもらい(写真) 白山湯♨️ 賀茂(京野菜バイキング) グランディール(パン屋) 不二乃(豆腐屋) まるき製パン(来店三回目…

転職してすぐに失業したけれどなんとか落ち着いた人生に戻った

半年で仕事を辞めてしまった わりと手厚く送別会をやってもらったのに、今年2月に入社した会社を半年で退職してしまった。理由は幾つかあるが、挙げるとすれば ・労働契約と違うことが多かった(休日出勤が強制、夜間外来の対応をする可能性が出た) ・部署…

添い寝フレンドの記事に自己解釈を添えてみる

素敵なソフレ記事を発見しました。 全文は以下の通り。赤文字は私のツッコミです。 >ソフレとは「添い寝フレンド」の略で肉体関係はなく、添い寝をするだけの男女関係のことを言います。 ⇒?! 男女関係に限らず、性別・セクシャリティを問わずソフレ関係は…

十年の月日とカミングアウト

2007年。当時15歳の私の毎晩の日課は、インターネットの大海を泳ぎ、似たような悩みを抱えたお兄さんお姉さんのブログを読むことだった。セクシュアルマイノリティ(≒LGBTs)に関することは特にそうだった。私は自分の言葉を持っていなかった。 ある日、生…

女性限定シェアハウスが面白そうだ

先月マンションの更新をした。夫は携帯を持ってないため賃貸契約ができず(保証人にもなれず)、結果、私が世帯主として事務手続きを担当している。 上京して八年になるけれども、「同じ家に二年以上住み続ける」ことは今回が初めてで、あるゆることが、穏や…

父の脱皮

ゴールデンウィークの最中、祖父が他界した。米寿のお祝いの席で、「曾孫の顔を眺められるのはいつかなあ?」という親族による善意の暴言が流れても「いいや、あなた自身が幸せならいいんだよ」と微笑むだけで決して暴言には加担しない、そんな祖父が大好き…