人生、添い寝にあり!

添い寝の伝承

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

サバイバー紀行(8月29日)

「あなたとの訳わからないあの日々に、私はどれほど救われたか」 ※性暴力に関する記述があります。安全と感じられる場所でお読みください。※ 十年前、加害者に自宅を知られていた私はもうそこに住み続けることができる心理状態ではなくて、焦る気持ちで荷造…

Prego con tutto il cuore per l'anima

6年前の8月14日。今年の8月14日。その偶然に立ち竦む。映画『イデオッツ』のストファーを思い出す。彼は「お仲間」たちと「演劇」をしながら共同生活を送っている。その表現は露悪的で差別的で品性の底が抜けている。しかし低すぎるがあまりに転じた遥か遠く…

雨の日の盆踊り、夢のなかで

十代の頃、雨の日が好きな理由に「路上に現れる変質者も、雨の日は家に籠もりたいだろうから(遭遇せずに済む)」というものがあった。実際そういう統計があるかは知らんけど、雨の粒がアスファルトを打ち付けるたび、得体のしれない大きな何かに守られたよ…

豆を煮る

「フェミニズムとか、よくわからんのよ」と彼女は言う。 私にとっては、身動きの取れなくなった世界から脱するためにそれが必要だったことを伝える。リプロダクティブ・ヘルス/ライツの思想を知って、臨床家や研究者、芸術家が世に出してくれたサバイバーの…

2021年夏紀行(7月30日〜8月2日)

笹井宏之の歌は、いつも生活の延長線上にある。桃を食べるときにも浮かんでくる。突然再生されたと思ったらすぐに鳴り止む音楽のようでもある。 「透き通る桃に歯ブラシあててみる (こすってはだめ)こすってはだめ」 「嫌われた理由が今も分からずに泣いて…

2021年夏紀行(7月17日〜19日)

私が私のためだけに旅できるようになったのはいつからだろう。慣れた土地でも特定の誰かと過ごす時間を旅のように味わえるようになったのはいつからだろう。誰にも尽くす気がない、自分にしか興味がないことを一切隠さず振る舞う人と散歩し続けた夜以降かも…