うれぴっプルン戦記

性的主体性と添い寝とダンス

ダンスバトルしようぜ!(『ジゼル』感想)

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 学生時代、舞踏の先生率いるゼミに所属していて、卒業してからは山岸涼子作品にハマって、『アラベスク』『テレプシコーラ』などの有名バレエ漫画に出会って、愛する山戸結希監督も「女性と身体性(肉体を売り物にすること)」について映画製作のなかで問題提起していて、私のなかで性的肉体そして身体表現は特に関心の強い分野になっていて…

ダンス公演を見つければ定期的に足を運ぶ日々…

去年は京都で舞妓さんとアルヴィン・エイリー・ダンスカンパニー*1に出会い…

そして今年ついにバレエ『ジゼル』を初鑑賞…同伴してくれたみさとさんに感謝…

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 〜あらすじ〜

『身分詐称した貴族の坊っちゃん(実は婚約者いる)に口説かれガチ恋だった村娘のジゼルが彼の裏切りを知って精神錯乱して死ぬ!(第一部)

幽霊になったジゼル。婚前に亡くなった女の霊(ウィリ/ヴィリ)たちは、夜な夜な、男を息絶えるまで踊らせて殺そうとするんだけど、ジゼルは裏切られても尚愛する人を守ろうとする!(第二部)

■ちゃんとしたあらすじはこちら!→ジゼル バレエ作品の解説・あらすじ・ストーリー

感想としては

『ジゼルに片思いしていたアンちゃん一切守られず殺されあまりに無慈悲』

『“殺すか生き残るかのダンスバトル”という設定(笑)』

『群舞のアラベスクが美しすぎて………(*´∀`*)恍惚』 

『山崎涼子の漫画読みなおそう!!』でした!

(特にジゼル題材のこれ…↓)

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いろいろな意味で怖い漫画でね、「ジゼルのように、裏切られても尚、彼を赦し愛せるはず」というような「耐え忍び、自己犠牲的な女性は美しい」という描写について鋭いメスを入れていくという流れです…(バレエのこと知らなくても楽しめます!おすすめ〜!)

 

 

 

それと、舞台鑑賞していて、既視感があって、なんだろうとモヤモヤしていたんだけど…

思い出した!2014年に観た、Cocco主演の演劇*2だ!

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「ジルゼ」って!、文字入れ替えただけだし、すぐにわかるオマージュだったねと…笑

『ジゼル』と同様、第二部で、女の幽霊たちが踊り狂い男たちを殺していくんだけど…

こちらの舞台は墓場じゃなくて、場末のスナック!

しかもCoccoは冷蔵庫から登場!そして圧倒的な歌声つき!

『ジゼル』はひたすら哀しくて冷たい美しさで溢れていて女性が報われない感じでちょっと後味悪かったけど、「ジルゼの事情」は、トーンの明るくて力強い女性が描かれていたのでスカッとした記憶が。享楽的で刹那的で、恨みつらみが、ただしく「怒り」として表現された、解放的な、主体的な死後、とでも言うべきか。Coccoの立ち姿だけで号泣してしまった覚えがある…。DVD化とか、ないよねぇ…。もう一度観たいなあ…

『ジゼル』は毎年どこかの劇団が公演してると思うのでチェックしていこうっとな!

 

 

*1:素晴らしいのでみんな見てくれ!

*2:これこれ!