うれぴっプルン戦記

性的主体性と添い寝とダンス

トランポリンの思い出

我が家にバランスボールが仲間入りを果たした。同居人(婚姻したことになっている)はすでにそれを乗りこなし、微量の揺れをわが物にしながら生活を送っている。昨晩夕飯用の中華丼を作ったあと、ボールに乗りながら食事を摂ろうと試みたのだが、案外難しい。バランスボールは体幹部のインナーマッスル強化(脂肪燃焼)、腰痛予防、平衡感覚を整える(身体の歪みを調整する)という効果があるらしい。

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まずは座ることに慣れよう、と指南されている。

バランスボールに乗ると、ピョンピョンと微量の揺れが発生する。同居人が優雅に乗りこなすのをみて、乗馬の光景が思い浮かんだくらいである。個人的に、「バランスボール」という呼び方が気に入らない。「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」のどれかを使って、柔らかく躍動感のある印象の名称にしたほうがしっくりくる。「パランスボール」とか「プルンプルンボール」とか「ぴょんぴょんボール」とか。昨晩は誤って何度も「トランポリン」と呼び続けてしまった。トランポリンのほうが語感が良いんだよね。

 

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(画像は“あんぱんまんぴょんぴょんジャンプ”です)

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トランポリン、調べてみたら3980~6980円くらいで案外お手軽価格であることが判明した。トランポリンマットというのを同時購入しても1万以内。買いたい。

子供の頃、あれは小学生低学年の頃、ユカリちゃんという友達がいた。私はなんらかの病で言葉を発することができない小学生で、なんでしゃべれないのー?あいうえお教えてあげようかー?という同級生が心配してくるほどの重症であった。しかし、ユカリちゃんの前(正確にはユカリちゃんの自宅)ではぺらぺらと発語できたので不思議だった。ユカリちゃんは髪がべらぼうに長く、いつも一つに束ねていた。ユカリちゃんはよく男子から汚いだとか罵られ虐められていた。今思えば貧困家庭だったのか身なりに無頓着なように見え髪はぼさぼさで毎日薄汚れたTシャツ短パン姿が印象的だった。自宅もおんぼろの木造借家で雨漏りしそうな風貌、同じく身なりに無頓着なお婆さんが住んでいた。子供だった私は特に気にせず探検家のつもりで遊びに行っていた。玄関の戸を引くと、すぐに小さいキッチンがあり、奥に居間があり、その奥にトイレと風呂がちょこんと見えた(二階が寝室だったのかもしれない)。そこに大量の荷物が乱雑していて、歩くたびにミシミシいった。それでも私はユカリちゃんの家に週3回は遊びに行っていた。ユカリちゃん家の居間にはトランポリンが設置されていたからである。狭い居間の面積のほとんどをそのトランポリンが占有していた。一家の大黒柱であり大スターであるように思えた。それも子供心をぐっと刺激した。当時自分がユカリちゃんと何を話していたのか全く覚えていない。でも、トランポリンの上で時間を忘れて二人でぴょんぴょん跳ねていた記憶だけは鮮明に思い出せる。事情は知らないが、ユカリちゃんは1年も経たないうちに転校し、あのぼろ家は空き家になってしまった。春が来る。その度いつもトランポリンとユカリちゃんを思い出すのである。